余計な外構費用をなくすポイント
家づくりの予算の中で以外に盲点になってくる「外構費用」。
いったいいくら位必要になるのか検討しづらい費用ですよね。
外構費用に含まれてくるものでいいますと、
庭や格子、玄関に続くアプローチや階段、駐車場のコンクリートなど、
家の外にかかってくる費用になります。
この外構費用は、たしかにかければかけた分だけ家の雰囲気はよくなってきますが、
その分多くの費用がとられてしまいます。
そして実は、この外構費用が家づくりの予算を大きく狂わせる一番の要因になっているのです。
というわけで今回は、
外構費用の予算の決め方と外構予算の減らし方について
お伝えしていきたいと思います。
まず外構費用の予算に関しては、
土地の広さや状況、そして建てる家によって違ってくるものの、
ハウスメーカーのような一般的な間取りのお家を建てる場合、
少なく見積もって坪あたり3万円、普通に考えると坪あたり4万円程度は
最低見積もっておくべきだと思います。
つまり、50坪の土地だとしたら
150万円では思ったような仕上がりにならない可能性が高いので、
200万円はみておいた方がよいという考えになります。
凝った外構を検討する場合は、プラス50万円から100万円は考えておいた方が良いでしょう。
ただ、外構費用には落とし穴があり、
選んだ土地によって大きく予算が変わってしまいます。
例えば、お隣さんとの境界に土留などのブロックがなく、
あなたの敷地の方が高い位置に家を建てる事となる場合、
多くのケースは、土留の費用をプラスして考えておかなくてはなりません。
これはお隣さんとの敷地の高低差があればあるほど費用は高くなります。
また、あなたが選んだ土地の敷地自体に高低差があった場合、
土の鋤取り費用が通常よりもかかってしまったり、
そのまま高低差を利用して家づくりを考えた場合、
必然的に家が高い位置に計画されるため、
玄関まで続く階段やアプローチの費用が多くかかってしまいます。
ですので、
土地が決まった時点でもう一度予算を見直す必要も出てくることを忘れないでおきましょう。
■外構予算を減らす方法
では、ここからは外構予算を減らす方法について
お伝えしていきたいと思いますが、
まず1つ目のポイントは「無駄に土地を広く買わない」ということです。
当たり前の事ですが、広い土地を選んだからといって
その分家も大きくなるわけではありません。
決まった予算がありますからね。
そうすると、土地が広くなればなるほど敷地の余白部分が広くなっていき、
手をかけなくてはいけない部分が多くなっていきます。
結果、外構費用が膨らむというわけです。
ですので、「安くて広い土地があった!」と飛びついてしまうと、
以外に高い買い物になってしまうというケースも多くありますので注意が必要です。
探しているエリアに土地情報がほとんどないとか、
そもそも広い土地しか売っていないといった特殊な状況じゃない限りは、
出来るだけ広く買わないように心がけていただけたらと思います。
そして、それを実現する方法として
土地を探し始める前にどんな家を建てたいのかを
明確にしておくことをオススメしています。
その建てたい家に合わせて土地を探せば、
ちょうどいい広さで土地を買いやすくなるからです。
そして出来るだけ敷地に余白を設けないプランを検討いただければと思います。
続いてのポイントは、
「余分な装飾が必要ない家を建てる」ということです。
いわば、塀も植栽も目隠しも必要なく、
外観を引き立たせるための一切の工事が必要ない家を建てるということです。
最低限の建物廻りの砂利と、駐車場のコンクリートだけで終わりという感じですね。
もちろん、どうしてもシンボルツリーを植えたいと考えたり、
ワンポイントで格子を設けたいなどの考えがあった場合、
それがトータル予算の範囲内であれば全く問題ありません。
ただ、そういった装飾が必要なくても見栄えのする家を建てるという事を
意識していただければと思います。
というわけで、
この2つを念頭に入れて家づくりしていけば、
外構費用に多くの予算をとられることもありませんし、
その分建物に予算をかける事も出来ます。
ですので、
外構費用にそんなにたくさんお金を使いたくない・・
庭の手入れとかめんどくさいから手間がかからないようにしたい・・
そうお考えの方は、ぜひこの考え方を参考にしてもらえたらと思います。